ネタバレあり「インフルエンス・インシデント Case:02 元子役配信者・春日夜鶴の場合」趣味全開!?ネットの教科書
あらすじ
インフルエンス・インシデント
Case:02 元子役配信者・春日夜鶴の場合
著者:駿馬京
イラスト:竹花ノート
あらすじ
『神村まゆ』誘拐事件が解決し、インフルエンサーを集めたウェブ番組で顛末を語った真雪。そこに、かつて人気子役として活躍し、今はティーン世代に人気の配信者・夜鶴が相談を持ち掛けてくる。
『春日夜鶴は炎上を運ぶ』
SNS上で囁かれる卑劣な噂。
天才教授・玲華の協力が得られない中、真雪とひまりたちは対処の糸口を捜すが、夜鶴の行動に付随する「危うさ」に不信感が生じていく。
しかし、夜鶴のファンであり、自らもネットでトラブルに巻き込まれた蓮水の「それでも『よづるん』を信じる」という想いが事件(インシデント)を思わぬ方向に導いてーー。
インターネットを起点とする事件にインフルエンサーが立ち向かう、新世代ミステリー第二弾、開幕。
登場人物
・神村まゆ(中村真雪)
女の子よりも女の子。女装男子高校生。男の娘インフルエンサーの主人公(ヒロイン)。
・姉崎ひまり
お姉ちゃん属性全開ゴリ、じゃなくて美人大学生おねいさん。
強い女性=かっこいい
・白鷺玲華
the 天才 教授
かっこいい大人の女性、iQOS、コーヒー、甘いもの、、、惚れるぜ
・蓮水凛
一時の失敗で炎上し、高校を中退。中村真雪の親友。まゆまゆと正反対。こういう服装好き…
・春日夜鶴
元子役インフルエンサー
気怠げな口調、タバコ、美人
感想
ラノベの感想書く人なんていないんですかね?笑
・文章に関して
シュタゲとかの時代のオタクを虜にするような、会話のやり取り、ノリとツッコミ、キャラの属性
アニメ化の話がすぐ来そうな、イメージの浮かぶ会話のテンポ!
それでいて現代のネット社会に切り込んでいく話の内容
元?配信者としての視点から、インフルエンサーの意見や考え方、逆に視聴者が投影してしまう気持ち、ここら辺の表現は他の作家にはできない!
そして、例え!
比喩表現が独特!現代的?
でも、多くの文章読んできたであろう粋な表現もあるなー
・今回のcase02に関して
前回から出てる蓮水凛ちゃんを新キャラとの絡みによって過去を精算させ、話を繋げていく
男の娘のスケベシーン
もう少し犯人グループに踏み込んで欲しかったなーって
確かに、玲華教授がその可能性も提示してて、伏線はあったけどあっさりバラしてあっさり解決だったなぁ
そして、引き続きネットでの問題を物理()で解決するって言うね
お決まりのパターンになってキター
ラストの続編を期待させる引き!
次が気になります!これだけで読者はついて来る!
こんな人におすすめ
・古のオタク
最初にシュタゲ世代の〜って書いたけど、このノリはやっぱり(ちなみに私はその世代より少し下
・この先ネットに関わってくる人達
タイトルにある通り、教科書笑
インフルエンサー側になる人も、ファン側も読んでおいて損はなし
・男の娘が好きな人
当然!ミステリーは置いておいて、この属性強いでしょ?
・小説好き、書きたいって人
読んでてキツイってなるところもあるけど、表現がいい!
最後に
駿馬京さん(当時のペンネームは違いますが)のポケモンの実況動画見てました。友達が勧めてくれて見始めて、かなり好きな実況者の1人です。戦い方も理知的で話も面白く、まさかその人が小説を!?ってなり、気になって手に取りました。それが面白い!これからも読み続けます!みなさんもぜひ、手に取ってください。
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